初めての介護

まずは、介護保険サービスについて知っておきましょう
誰にとっても、いつ「介護が必要な日」が訪れるかわかりません。ところが自分や家族の老いを見つめ準備するのはなかなか辛い作業。そのため、いざ介護が必要となってから「どうしよう」と慌てる方もまだまだ多いのが現状です。

日本では、介護が必要になった高齢者やその家族を社会全体で支えていく為に、「介護保険サービス」というしくみがあります。まずは、このサービスがどういうものなのかを確認してみましょう。
介護保険サービスを利用するには、申請を行い、介護認定を受ける必要があります。
上記で挙げられた介護保険サービスは、お住まいの市町村から「あなたは介護(または予防)が必要な状態です。」と認定されてはじめて利用することができます。

ご自身もしくはご家族の方が「退院後ひとりで生活できるか不安」、「最近歩くのが大変」、「物忘れが深刻になってきた」など感じられるようになったら、介護保険サービスを受けるための申請を検討しましょう。

認定の申請方法について
サービス利用開始までの手続き
申請手続きの後、要介護認定、もしくは要支援認定を受けますと介護保険サービスを利用することができます。

サービス内容や負担額は認定の際に発行される「要介護区分」の度合(要支援1・2、要介護1~5)によって変化してきます。 ここで注意しておきたいのは、最適な介護プランはその人その人の健康状態、また家族の状態によって変わってくるということです。また、本人やそのご家族が「このサービスを受けたい」と考えていても、実際はもっと適したサービスがあったり、認定された要介護区分では受けられない場合もあります。 そこで、通常介護サービスは、まず専門のスタッフの協力をもとにケアプランが作成され、その内容に沿って提供されます。最後に、サービス利用開始までの流れを確認してみましょう。

サービス利用開始までの流れ